グラスを変えて、シャンパーニュ テイスティング

今回は、シャンパーニュのグラステイスティングのお話です。
グラスによって、同じワインがこんなにも変わる!という体験をし慣れている私にも、とても新鮮なテイスティングでした。

試飲したシャンパーニュは、パイパーエドシックのロゼ・ソヴァージュ。
このシャンパーニュを飲むたびに思うのですが、とても情熱的で、まるで夕焼けを思わせる様なニュアンスの色です。
品種は、ピノ・ノワールが半分以上を占め、ピノの半分は赤ワインとして醸造されたもの。
メインの赤身のお肉にも合わせられる、稀なシャンパーニュで、食中を通して楽しむことができます。
柑橘類やチェリーの香り、スパイスのニュアンスを持ち、赤系果実の風味、黒胡椒や紅茶などの含みも感じられます。

このロゼ・ソヴァージュを3つの異なるグラスで試してみました。

写真左から

グラス1

グラスのボウルの下の方から、ステムに向かっての鋭角的なラインが特徴のグラスです。
よりボディが軽く感じられ、ある意味、このシャンパーニュのエレガントさが素晴らしく強調されていました。

 

グラス2

一般的なシェイプのフルートグラス。
泡が少々粗めに感じましたが、バランスはとても綺麗に表現されていました。

 

グラス3

お馴染み、アイシュのキキザケグラス。
よりワイン的になり、泡が弱めに感じられました。ピノ・ノワールの特徴が、前面にはっきりと出てきて、ベースのワインの品質の高さがよくわかりました。

ヴィネッツア コレクション キキザケ

グラスに中に注いであまり時間が経たず、シャンパーニュの温度が低い時と、グラスの中でシャンパーニュが少し温まって来た時と試飲した結果、どちらの温度でも良かったのは、キキザケグラスでした。

 

いわゆるフルートグラスは、キリッと冷やした、よりカジュアルな泡には、良いグラスだと思います。
グラス1とグラス3は甲乙つけがたい部分もあるのですが、上質のシャンパーニュの良さを最大限に引き出すという点においては、キキザケの方が優れている様です。
ロゼ・ソヴァージュの温度が、グラスの中で温まってきた時にも、ワイン自体のバランスをより綺麗に見せていたのは、キキザケの方でした。

 

グラステイスティング、何度体験しても、本当に奥が深いと感じます。
自分に似合う服、似合わない服がある様に、ワインにも自身をよりよく見せるグラス、そうでないグラスがあるのです。

 

皆様も、是非アイシュ グラスでご体験ください!

 

〈ウィラハン 麻未氏プロフィール〉

ワイン市場開発コンサルタント
ワインPR
ワイン&フードライター

ナパ・ヴァレーに留学し、ワインの醸造やマーケティングを学ぶ。
外資系ワインインポーターを経て、現在はワインと食のスペシャリストとして国内外で活躍。
各地ワインの振興に貢献した人々がメンバーになることができる騎士団の称号を受賞、シャンパーニュ騎士団、サンテミリオン騎士団のメンバーである。