香箱蟹

忙しい師走、皆様如何お過ごしでしょうか?
本格的に寒くなってきますが、美味しいお魚がたくさん出てくるので、寒さも我慢できる気がします(笑)。
先日、素晴らしく美味しい香箱ガニに出会いました。
ご存知の様に、香箱ガニとはズワイガニのメスで、11月初旬〜1月初旬くらいまで出荷されます。
香箱という名前の由来は、香木を入れる蓋付きの箱である香箱で、茶道具や香道の道具です。
箱の形に似ているからなのか、香りが良いからこの名前になったのか、諸説ある様ですが、香りが良いからという理由がポエティックで良いなあと思います。

写真の香箱ガニは、甲羅に、内子と、ミソと、蟹足を盛り付けた一品で、各々の味を一度に楽しめる素晴らしいお料理です。
カニと言うと、白ワインを思い浮かべる方も多いと思うのですが、実は白ワインより赤ワインの方が合います。
以前に、焼きガニとワインを合わせる実験をした時に、ニュージーランドのピノ・ノワールと驚くほど良い相性であったのを覚えています。

今回は、何種類かのメゾン・ボワゼルのシャンパーニュと合わせてみました。
その中でも黒ブドウ品種が入っているもの、また赤ワインがブレンドしてあるロゼが非常に良いマリアージュでした!
内子、ミソ、蟹足とオールマイティーに最も相性が良かったのは、`07 ジョワイヨ・ドゥ・フランス ロゼ。バラの花、熟したイチジクの甘い香り、風味には、ピンクペッパー、シナモンの含み。柔らかな舌触り、スムーズなタンニンが魅力的で、後味は繊細で余韻が非常に長いです。
ジョワイヨ・ドゥ・ロゼには、10%の赤ワインが加えられており、10年間瓶内で熟成されています。

 

`07 ジョワイヨ・ドゥ・フランス ロゼを最高に楽しむには、もちろんフルートではなくワイングラスを、しかも大きめのものが良いです。
一度に注ぎすぎず、グラスの中で開いていく様子を嗅ぎ取り、そして風味を楽しんでください。
アイシュ グラスの中では、ヴィネッツァのマルチワイングラスがおすすめです!

ヴィネッツァ マルチワイングラス

香箱ガニの出荷時期もそろそろ終盤です。今シーズン中にぜひ、一度ご堪能ください!

〈ウィラハン 麻未氏プロフィール〉

ワイン市場開発コンサルタント
ワインPR
ワイン&フードライター

ナパ・ヴァレーに留学し、ワインの醸造やマーケティングを学ぶ。
外資系ワインインポーターを経て、現在はワインと食のスペシャリストとして国内外で活躍。
各地ワインの振興に貢献した人々がメンバーになることができる騎士団の称号を受賞、シャンパーニュ騎士団、サンテミリオン騎士団のメンバーである。