デキャンティング不要!注ぐだけでワインのフルポテンシャルを体感。

おためしセットで飲み比べ 2010 シャトー・トォール・オー・コサン

 

ボルドーの2010年ヴィンテージは、2009年と並ぶ、世紀のヴィンテージと言われます。
ブドウは最高の熟度に達したと同時に、しっかりとした酸味とタンニンも保持していました。

8月、9月、10月は涼しい夜が続き、ブドウがゆっくりと熟すことができ、風味の複雑さやタンニンをきちんと保持することができました。この年は、またメルローが酸味をきれいにキープし、アントシアニンが多く、豊かで濃い果実味があります。

このように素晴らしい年であるからこそ長期熟成タイプのワインができるのですが、長年待つことは、ワイン愛好家にとってはなかなかの苦痛ですね(笑)。

まだ若いワインを飲む場合に、まず思いつくのはデキャンティングをすることだと思います。ただ、大きなデキャンタを洗うのはなかなか面倒ですし、しまう場所もとります。

そこでアイシュグラスのセンスプラスの登場です!
センスプラスに入れて4分ほどでデキャンティング効果が得られます。
センスプラスは、グラスの内側に加工がしてあり、ワインを開かせる効果があるのです。

今回、とても素晴らしいヴィンテージ2010年のシャトー・トォール・オー・コサンをセンスプラスとそうでないグラス(どちらもアイシュのもので、全く同じ形をしています。)に入れて比較してみました。

センスプラスでない普通のグラスでは、ベリー系、樽の香り、そしてアニマスの含みがあります。
口に含むと、果実味、タンニンの組成から素晴らしいポテンシャルが読み取れます が、青っぽい含みが少々あり、タンニンもまだまだ固く、空気と接触させるデキャンティングをするとより美味しく飲めることがわかります。

センスプラスのグラスに入れて4分程待つと、香りもより甘く、樽の香り、熟したカシスのニュアンスを感じ取れます。
風味は、ずっとスムーズで、開いており、果実味が強調されています。
力強いタンニンは健在ですが、果実味がより前面に出てくることで、全体的なバランスがより素晴らしく 感じられます。

このトォール・オー・コサンに合わせていただきたいのは、熟成のあまり進んでいない白カビチーズです。
チーズのおかげでワインのタンニンが柔らかく感じられ、ワインが進みます。秋 から冬にかけては、黒トリュフ入りのブリーもよいですね。

 

 

シャトー・トォール・オー・コサンのフルポテンシャルを、4分程待つだけで体感できるセンスプラス!
飲んだ後は、いつもと同じようにグラスを洗うだけ。デキャンタを洗う手間も省けますね。

秋の夜長をゆっくりとお楽しみください!

2010 シャトー・トォール・オー・コサン

 

〈ウィラハン 麻未氏プロフィール〉

ワイン市場開発コンサルタント
ワインPR
ワイン&フードライター

ナパ・ヴァレーに留学し、ワインの醸造やマーケティングを学ぶ。
外資系ワインインポーターを経て、現在はワインと食のスペシャリストとして国内外で活躍。
各地ワインの振興に貢献した人々がメンバーになることができる騎士団の称号を受賞、シャンパーニュ騎士団、サンテミリオン騎士団のメンバーである。